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2006年7月16日 (日)

地元でも小児科医不足

どこもかしこも産科医が足りない、小児科医が足りないと聞き飽きてきた感もありますが、身近なところでも切実な問題となってきました。地元には入院設備を持つ小児科は3か所あります。
今年はうちを含めて2か所で小児科医が減となり、開業医も1か所減って市内の小児科医は昨年比マイナス3となりました。この影響はけっこう大きいものです。小児科は季節によって忙しさがまったく違いますから、この状況で冬の繁忙期に突入したらどうなるんだろうと心配です。今年減員となったもう1か所も助けて!と悲鳴をあげているそうですが、こちらにも手を差し伸べる余裕などありません。時代に逆行して小児救急から小児科医がなるべく手を引く以外にやりようがない気がします。
朝から熱があれば普通の患者、夜熱が出たら救急患者といった誤った考えを改めてもらえるような啓蒙活動がもっと必要なんでしょうね。いつでも開いているコンビニが作った便利さに慣れ過ぎなのかもしれません。最近札幌で夜間救急専門の動物病院が開業したらしいですが、この診察料は8000円だそうです。子どもの救急は犬猫以下?なんでしょうか。
行政は予算を付ける事で自分の仕事を果たした事になるようです。北海道では高橋はるみ知事の公約のもと、各地域で小児二次救急が整備されました。今年の医療費改定では小児救急の保険点数がアップされました。小児科を置く病院には報酬が増えた訳ですが、少ない人数で救急を要求される小児科医には収入を含めてまったく何の恩恵もないどころが、患者側は支払いが増えたんだから診てくれて当然という意識です。
「今日はどうされましたか?」
「無言・・・のあと、そこ(問診票)に書きましたけど・・・」
「お薬を処方しておきますね。」
「検査もしてくれないんですか?」
夜間の救急ではこんな会話が多いんですよね。具合が悪くてぐったりした子を診る分にはわたしたちはストレスを感じることはないんですが、現実はそうではありません。

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