多胎のリスク
昨日は夕食後に緊急呼び出し、双子が緊急帝王切開になりました。かぜの調子が今ひとつな事もあって体が重いです。
ここのところいわゆる里帰り出産の双子が早産となるケースが続きました。いずれも里帰り元は札幌の大きなNICUを持つ病院です。こちらを受診してまもなくに入院となって、状態が悪く帝王切開となってしまいました。前の双子は手術が必要になる合併症が起こって生後数日後にヘリコプターで札幌に緊急搬送となりました。今回の双子は状態は悪くないものの二人とも人工呼吸をしています。
単胎の場合と比較して双子あるいは三つ子以上の場合の出産リスクは高くなります。早産の割合も高いですし、脳性麻痺など後遺症のリスクも高くなります。この辺りはなかなか一般の方々にとってわからない部分ですね。地方の余力のないNICUで働く身としては、リスクの高いお産(特に一卵性の双子)の場合は大都市から地方に里帰りなんてするんもんじゃないのにと思います。
不妊治療が一般化してきて、多胎のお産は増えています。高齢初産で多胎となった場合の早産率はかなり高いものになります。早産の多胎には大きなマンパワーを必要としますから、小さなNICUには辛いんですよね。昨年の年末は24週の双子がいつ産まれてもおかしくない状況で地元を離れられませんでした。今も双子が何組かと三つ子が管理入院中です。三つ子が産まれるまでは休日でも夜でも少なくとも3人がすぐに呼び出しに応じられる体制を取っておかなければいけません。
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コメント
はじめまして。
僕も新生児も一般小児科も診る小児科医です。
いつも興味深く読ませて頂いています。
先生の病院は6-7人の小児科とお見受けしましたが、
24週の双胎も診られているんですか?すごいですね・・・・。
品胎は本当にやっかいです・・・。
連日3人待機させるのはかなり無理がありますよね・・・・。
お互い大変ですが、頑張りましょう。
投稿 ドロロンえん魔くん | 2006年9月24日 (日) 20時42分
はじめまして。
そちらのブログは訪問したことがありますよ。また訪問させてもらいますね。
うちは欠員1で今は6人です。2人はNICUには関わらず、4人が小児科とNICUを兼務して診ています。大都市のNICUとは較べても仕方ないんですが、これでも地域の周産期の最後の砦です。22週でも品胎でも何でも診るしかありません。
NICUに専念できるとこが羨ましいです。
がんばっていきましょう。
投稿 管理人 | 2006年9月25日 (月) 18時48分