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2006年10月19日 (木)

小・中学生の医療費都が助成

東京都が小・中学生の医療費を助成する方針を固めたそうです。
東京都では小学校入学前は患者の医療費負担はゼロ。小・中学生は3割負担のうち1割を都が負担してくれて、患者の負担が2割となるようです。
市町村レベルでは中学生まで無料の地域もありますが、都道府県レベルでは初めてだそうです。このための予算が年に30億円弱、これによって出産や子育てのしやすい環境を整えるとのこと。

助成してくれると言うのに反対する住民はいないでしょうが、どうなんでしょうね。小・中学生と言えば大半の子はもう丈夫になって病院にかかる機会なんて年に数回、ぜんぜん必要ない子もいるでしょう。お金の使い方がおかしいのでは?ここのところ小児慢性疾患と言う公的な医療費助成が縮小されています。自分も小児がんの時はこの制度のおかげで病院代を払った事はありませんでした。元気な子の年に数回しかない医療費を助成するよりも、慢性疾患で治療している子どもたちへの助成を厚くする方が人のためじゃないですかね。気管支喘息で治療中の子なんかは新しいくすりを出そうとすると、「値段は?」って聞かれますよ。

小児科医のひねくれた考えですが、医療費を助成することで薬局でかぜ薬を買うより病院に言ったほうが安いなんて事が生じます。いくらか高い時間外診療も助成があれば安くなります。東京都の小児救急がどれほどに疲弊してるかは遠くにいる自分にも伝わってきます。長い目で見て、お金は小児救急で働くスタッフを確保したりするために使った方がいいんじゃないでしょうか。

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コメント

私も同意見です。そりゃみんなお金がかからないに超した事はありません。でも本当に困っているのは定期的に受診しなくてはならない子供の家庭です。慢性特定疾患制度の改悪には怒り心頭です。

こうしている間に風邪は寝て治せなど死語になってしまうのでしょうね・・・・

投稿: クーデルムーデル | 2006年10月21日 (土) 07時51分

>クーデルムーデルさん、こんにちは。
小児でも成人でも負担の大きい患者さんにはもう少し手厚い助成が必要と思います。
その代わり、そうでない患者さんには多少の負担はしてもらわなければいけません。
6歳未満であれば何回かかってもタダというのは、どうなんでしょうか?

投稿: 管理人 | 2006年10月21日 (土) 10時38分

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