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2006年12月13日 (水)

地元も医療崩壊か?

一般市民はまだ大半が気づいてもいなくて、もっぱら心配は医療不信、どこかいいDrの情報は?なんて感じなのかもしれません。しかしながら、現実は恐ろしい事態に直面しています。
わたしの働く地域でも崩壊が目前に迫っている様子。
近隣も含めて来春の人事でかなりの数のDrが減員となる模様です。地域医療、救急に重要な役割を果たしている2病院は存続すら危ぶまれる状況です。一つの病院が倒れれば、残りの病院に負担が押し寄せます。しかし、残った病院ですらDr数が減らされていて、これまでの仕事をこなすだけですでに青息吐息。
あっと言う間に地域の医療が崩壊に向かう可能性があるのは、他の地域ですでに実証されています。自分の考えが悲観的過ぎるのかなあって思ったりもしますが、もうこの流れは止められないでしょうね。残ったDrの努力で何とかできる範囲を越えてしまうのは明らかですから。
医療関係のブログ、掲示板をぼちぼち覘いて見ると同じ地域(同じ病院?)のDrの書き込みが・・・あちらこちらにありました。疲れた中堅どころのDrは同じ考えのようです。急病でも受診できる病院がない、入院する病院がないなんて状況になった時、もし住民の怒りがDrに向けられるようなら多くのDrがこの地域を立ち去る事になるんでしょうね。

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コメント

先日のフォーラムにはいけませんでしたが、新聞で読んだその内容には慄然としてしまいました。現在関わっている介護の関係も医療の関係もどちらも同じお役所の指導の元に地方が崩壊していって、田舎のビンボー人には用がない、と言われている気がします。Drたちの善意とがんばりだけが支えている医療というのは、あるべき姿からかけ離れすぎていますよね。このまま指をくわえているしかないのでしょうか。悔しいです。

投稿: ブース子2号 | 2006年12月13日 (水) 22時45分

>ブース子2号さん
フォーラムには参加していず、新聞も読んでないんですよ。
そんな内容でしたか?みんなが危機意識を持ってくれればいいんですけどね。

われわれもがんばってはいますが、昨今の医療不信には本当につらい思いです。夜中に救急を受診した患者から眠そうでやる気がないなんて投書が入ったりするんですから・・・。

病院を減らす事で医療費を削減しようとしている行政とこんな地方でさえいつでも専門医に診てもらいたい患者の板ばさみで苦しい思いをしている事を知ってもらいたいものです。

投稿: 管理人 | 2006年12月15日 (金) 21時54分

一つ教えてください。最近、いろいろな病院で、医師が退職をして、病院存続の危機に会っています。
退職した医師は、どこへ行ってしまうのですか?
それぞれが、独自に、他の病院へ就職しているのですか?それとも大学から引き上げられるように言われ、大学病院へ戻ってしまっているのですか?
全員が開業されているわけではないと思うので、いつも疑問に思っているのですが。


投稿: バリ島 | 2006年12月15日 (金) 22時30分

>バリ島さん
3年前に2年間の臨床研修制度が義務付けられました。それまでは卒業し医師免許をもらったらすぐに小児科医なり内科医なりとして修行を始めていました。新しい制度では卒業から2年間は内科、外科、小児科、産婦人科、麻酔科などを順番に回って研修しなければいけません。研修医は医師免許は持っていても独り立ちした診療を禁じられています。つまり一昨年、昨年と2年間、新人が来なかった事になります。医師は毎年7000人くらいが新しく加わるはずが、2年間新人がいないと単純計算でも実動医師数が14000人全国で減少したことになります。さらにこれまでは卒業後は大半が出身大学の医局に籍を置いていましたが、臨床研修制度の影響で卒業後の進路が流動化し、地方の医学部医局には新人がほとんど入ってこない事態になっています。首都圏を中心とした有名ブランド病院には大量の若い医師がいますが、地方の大学には人がいないんです。煽りをくった形で地方の勤務医の労働条件が今まで以上に悪化したため、開業する医師が多くなったのも一因と言われています。

投稿: 管理人 | 2006年12月15日 (金) 23時36分

市民の中にも医療体制に対して危機感を持っている人はいると思います。ただ先頭に立って関心を持たない市民や行政に訴えていくパワーがなかなかもてないのだと思います。
沢山の人の理解と協力を得るには大きな行動力と地道な努力が必要だと思います。それをやっていく勇気が持てないのだと思います。
医療と行政と市民がもっと話し合って現状を理解する必要があると思います。そしてその地域にあった医療はどのようなものなのかみんなで考えていく必要があると思います。とは思うのですが、じゃ、自分が先頭に立ってみんなを引っ張っていこう!と思えないのが情けないところです。誰かやってくれないかなぁ~最大限協力するよ~・・・とか思ってしまいます。(私の考えなんか間違ってるかな?なんか送信するのが怖いんですが・・・批判はお手柔らかにお願いします。)

投稿: みきママ | 2006年12月15日 (金) 23時54分

>みきママさん
みきママさんのように市民の多くが危機意識を持ってくれるのなら、それだけでもかなり意義のあることと思います。
だれでも家の近くの病院で、待たされることなく、どんな時間にでも、安い料金で、その病気の専門医に診てもらえるのなら言うことないでしょう。現状を理解するという事は、市民もかなりの部分を我慢しなければいけないという事です。医師がそれを口にすると、テレビでタレントに「自分の命と患者の命とどっちが大切なんだ!」なんて言われちゃうんです。医師が権利を主張することは非常に難しい現状です。

投稿: 管理人 | 2006年12月17日 (日) 10時41分

難しいですね・・・。
でも、このままで良い事ではないので出来ることからやっていこうと思います。

投稿: みきママ | 2006年12月20日 (水) 23時11分

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