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2007年4月21日 (土)

大学病院

また戻ってきた大学病院ですが、思い返せば患者として入院したのは今から28年前になります。地元の病院からの紹介で仲間が中学校に入学する頃、わたしは大学病院に入院しました。精神的に本当につらい時期でした。はじめは個室で、夜はひとり泣いていました。大部屋に移ってからは窓から芝生や銀杏の並木が見え、だんだん青々としてくるのを毎日眺めていましたね。

それからずいぶん経って、学生として同じ大学病院に帰ってきました。病院前の銀杏並木はわたしにとってお気に入りの場所です。朝は少し早めに家を出て、遠回りしてもキャンパスの中をぶらぶら歩いて講義室に向かっていました。つらい思い出のある大学病院ですが、銀杏並木は昔から心を癒してくれていました。

学生時代、実習の時に症例をまとめるように言われカルテ庫に入りました。当時、入院から10年ちょっと経っていましたが、まだカルテ庫には自分のカルテが残されていました。どきどきしながらカルテを開いて、看護記録に目を通すと自分の言葉がそのまま記録されていました。細かい内容はもう忘れてしまいましたし、その時の気持ちはわたしの文章力では表現できそうにありません。

その後、小児科の研修医として、さらに経って新生児専門医を目指す勉強に、またさらに思いも寄らず大学病院に帰ってくることになりました。病院はすでに建て替えられましたが、病院の前の銀杏並木は変わりません。よくよくわたしとは縁のある場所のようです。大学病院との“腐れ縁??”はいつまで続くのやら・・・。

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コメント

先生のような経験をなさる方はあまりいらっしゃらないと思います。是非ブログで思いの丈を綴ってください。そして明日を夢見る子どもたちを元気づけてやってください。

投稿: クーデルムーデル | 2007年4月21日 (土) 14時57分

>クーデルムーデルさん、あたたかい言葉、ありがとうございます。

HPを作ってもう10年になります。当初の目的は小児がん経験者と交流したいという事でしたが、実際のところ経験者からの反応はいくらもありませんでした。時に励ましのメールを送ってくれたのは病気の子を持つご両親です。わたしの存在が闇の中にいる家族にとっての希望の光になれるのだと知って、HP、ブログを続けてきました。
病気の子供たちが希望や夢を持って生きていけるよう願っています。

投稿: 管理人 | 2007年4月21日 (土) 23時25分

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