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2007年6月24日 (日)

霧多布人になった医者

きのうの晩、フジテレビで『潮風の診療所~岬のドクター奮戦記~』が放送されました。原作は北海道の東の端の方にある浜中町霧多布診療所に47年間勤務された道下俊一先生の書かれた「霧多布人になった医者」です。北海道の東端は根室市、その西隣が浜中町です。浜中町は沿岸部は漁業、内陸部は酪農が主産業で風景もずいぶん違っています。ドラマに診療所でバイトしていた青年がのちのモンキーパンチとして有名になったことが出てきましたが、町の全部(?)の牧場の看板にはモンキーパンチのイラストが描かれています。

霧多布には何度も訪れていますが、自然の厳しさを感じる土地です。よい天気の日には海は穏やかで、すぐそばにある霧多布湿原の風景は本当にきれいです。湿原にはきれいな花が咲き、丹頂鶴も見ることができます。車で走っていてホタルが飛び込んできたこともありました。でも、穏やかな日はあまり多くありません。霧が濃くなると岬に立っても激しい波が打ち付ける音と霧笛が鳴り響いていても、霧のために海を見ることはできません。岬とは少し離れた砂浜に一人で立っていると、なんだか引きずり込まれてしまいそうな恐ろしい感覚が湧いてきます。

ドラマの中でも夫婦で浜辺に立つシーンがありましたが、最初に見た霧多布の風景が穏やかな日なのかそうでないのかでかなり印象が違いそうですね。霧多布湿原の風景が好きで何度か行っていますが、とても自分はここには住めないなといつも思っていました。あそこで47年間過ごした道下先生はどんなにご苦労されたことだろうと思います。

今の霧多布診療所には地元出身で、寄り道して東大医学部を卒業したDrが後継者として勤務しています。このDrは元同僚です。「先生、なまらコワイべさァ」なんていう本も書いていますね。(←読んだことありません)

道下先生の後任ですから、いろいろな意味で苦労があったようです。

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コメント

こんにちはぁ。やっぱりご覧になりましたか。
私は原作の本も読んでましたから、楽しみに見てました。
霧の深い時岬の先っぽにいると、帰り道を見失いそうなほどです。
キャンプ場でキャンプすると、寒くて眠れないの、真夏でも。
あの町には叔母の家族がいます。津波の前から。
チリ津波の時父は布団や衣類を車に積んで、霧多布目指したそうです。
途中立ち寄った砂州は、振り返ったら水中になってたんだって。
家も財産も、命さえも失って、それでもふるさとだって言うあの台詞、切なかったなぁ。
医者がいなくなっても、ふるさとは捨てられない。でもすんごく不安。
今の日本みたいでした。

投稿: ブース子2号 | 2007年6月24日 (日) 18時07分

こんにちは。
霧多布岬、霧多布湿原、琵琶瀬展望台からの眺め、どれも好きで何度も行きました。ドラマも前から楽しみにしてました。
きれいな景色と正反対の厳しい面のある土地ですね、本当に。

道下先生が引退されたあとも地元出身のDrが診療所を守っていますから、霧多布の住民は恵まれています。

投稿: 管理人 | 2007年6月25日 (月) 17時30分

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