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2007年6月30日 (土)

医局説明会

病院のあちこちに医局説明会の案内が目につきます。きのうは小児科の医局説明会でした。参加者はわりと多く、20数名だったようです。
説明会には参加しませんでしたが、懇親会の焼肉パーティーには行ってきました。ただ当直明けで寝不足、翌日の今日も当直だったので早めに帰ってきましたけど。

昔は医局に入るのがスタンダードでした。有名な日赤医療センター、天理よろず、沖縄中部なんかに研修に行く人がほんの少し、出身地の大学医局に入局する人がいくらかいましたが、多くは出身大学のどこかの医局に入局しました。加えて道内出身者が道外の大学から入局してくるケースも多くありました。現在はそれが非常に流動的で計算できない状態です。

きのうは短い時間しか学生と話はできませんでしたが、学生たちは真剣に悩んでいるようです。選択肢が広がった分、悩みは大きいようですね。大学で研修するのか、首都圏の有名病院、道内の基幹病院、道内の小規模病院、選択肢はたくさんあります。わたしたちも学生達も医師になって数年が、もっとも重要であることは知っています。自分の経験から話をするしかできないので、初期研修は忙しすぎず暇すぎずバランスの取れた病院で、後期研修は一か所で3年間ではなくいくつかの病院でバランスよくがいいとアドバイスしました。初期研修は忙しすぎると診た病気についてしっかり掘り下げて勉強する暇がありません。忙しい病院だと、たくさんの病気を診て取りあえずの対処法を知っている程度にはなりますが、勘違いする人は勉強していないのに勉強した気になってしまいます。後期研修はいくつかの病院でローテーションがよいと言うのは、どんなによい病院、よい部長でもやはりよい点ばかりではなく、不得意分野があったり時には誤っていることもあるわけです。柔軟性のある時期に、複数の病院で働く方がいいと思います。手前味噌な感じですが、初期研修が終わったら大学に入局したら?という話になってしまいました。

医局にもよくないところがたくさんありますが、少なくとも国や都道府県が医師の人事をやるよりはずっといいでしょう。すべてのDrが自由に病院を選ぶようになれば地方の医療は壊滅するしかありません。

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胃腸の病気は怖いです。馬鹿にされるからといって黙っていると大事な人や友達も巻き込んで取り返し.. [続きを読む]

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