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2007年7月 4日 (水)

学校健診は必要?

札幌市内の道立高校で、健診を受けた女子生徒が騒ぎだし健診が中断となった件について北海道新聞で報じられています。

(いつになく医療者側に同情的な記事で驚きました・・・)

だれでも学校健診を受けたことはあるでしょうから、おわかりと思います。健診は流れ作業です。1人のDrのノルマは150人くらい、この人数を1時間半くらいでこなさなければいけません。わたし自身、保育園から高校まで健診に行ったことがあります。けっこう辛い仕事なんです。聴診器をつけたり外したり150回も繰り返すと耳の中が痛くなってしまいます。何年も校医をやってましたが、病気を見つけたことはいくらもありません。健診してよかった!なんてことはほとんど(まったく?)ありませんね。

二○○四年一月から○七年五月末までに、道内の公立小・中・高校で六人が突然死しているそうです。道教委は学校医に対し、心臓疾患発見のため丁寧な診察を要請しているとのことです。突然死の原因は心臓病だとしても聴診でわかるものじゃないでしょうね、きっと。心電図検診で重大な病気がみつかった経験はありますけど、聴診では無理でしょう。流れ作業の学校健診には無理な注文です。

女子生徒の診察ではやはりイライラすることが度々ありました。学校によっては下着にさらにTシャツなんてところもありました。女子生徒の気持ちはわからないでもありませんが、経験によると保健の先生によってかなり違いがあった印象です。配慮の行き届いた保健の先生(養護教諭)がいれば今回もこうはならなかったんじゃないでしょうかね。保健の先生はほぼ?女性です。女子生徒の健診には付き添っていたはずですから。(付き添ってなければおかしい、病院でも女性を診察するのに患者と医師だけにはしません)

ひどいところは男子生徒までTシャツ着てた学校もありましたよ。時間がかかって下校時刻を過ぎて苦情言われたこともあったなあ。今までもずっと思っていましたが、学校健診は不要です。心電図はしっかりやらなきゃいけないですけど。

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コメント

久々にコメントさせて頂きます。

学校でうける内科検診などがそこまで大変とは知りませんでした。
私は、その頃はガンガン通院していたので「医療関係者」の方には抵抗などなかったですね。

健康な方には分からないんだろうな・・・。

そういえば、この間テレビでJr(a-)という血液型のことをやってました。
私、入院中に隣のベットのおばさんがその血液型で、大学病院中大騒ぎって感じになってました。
そのときは、そんなにめずらしいんだ・・・と思っただけだったんですけど。

その方は子宮とかの悪性腫瘍で、貧血もひどい方で、輸血準備が出来なければ手術できないと、お医者さんたちに告げられたと泣いてました。

何日か経って、赤十字から連絡あったと担当医に告げられたときは、良かった・・・手術できる!と喜んで泣いてました。「県内に1名該当者ありです、連絡とれて、協力してくださるとのことです」と担当医もうれしそうでした。

テレビでその血液型のことをみていたら、そんなに大変なことだったんだ!!
と、鳥肌がたちました・・。
もう、通院している病院も違うけどどうしてるかな・・・再発してないといいな、と本気で心配になりました。


投稿: ta-jun | 2007年7月11日 (水) 23時55分

ta-junさん、お久しぶりです。

学校健診はホント大変な仕事です。女性の医師が行ってもモジモジして時間がかかるのは同じようですが、セクハラと責められないだけマシでしょう。

血液型の問題は新生児に関わっているとしばしば巡り合います。
ところでJrじゃなくてJkですよね、細かくてすいません。

投稿: 管理人 | 2007年7月21日 (土) 23時03分

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