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2007年10月12日 (金)

不惑

四十になっても惑いがさっぱりなくならない毎日です。昨年の今頃は地方で身の振り方についていろいろ悩んでいましたが、今年も何も変わりません。自分の身の処し方も考えなければいけないし、柄にもなく北海道の新生児医療の将来を悩んでみたり・・・。

人手不足の小児科にあって、さらに少ない人数しかいない新生児専門医・・・。妊婦の受け入れ拒否の問題もあって周産母子センターの充実が叫ばれていますが、予算はついても人はいない。かつて大学病院は週に5日しか雇ってもらえない(←週休二日とは違います、休みなんてほとんどなし)日々雇いの職員ばかりでしたが、周産期分野の人を雇うように予算がつくようになりました。でも、雇う人なんてどこにいるのやら・・・。

あまり愚痴を書いて、小児科や新生児専門医を志す若者が減ってしまうといけないなあと思いながら、つい愚痴ってしまいます。ひたすら目の前の赤ちゃんと向き合っていた頃が懐かしいなあ。でも、四十にもなればそんな立場ではいられないのは当然でしょうね。

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コメント

愚痴っても、いいと思います!

私の友達は産婦人科医ですが、子どもが2人いて、今お腹に3人目がいます。半年ほど前、正職員をやめて、週4回のパートに切り替えていました。”本当に大変だ”とよく言っています。しかし、次の子が生まれても3ヶ月ぐらいしたら、週1でも働きたいと言うぐらいなので、嫌いな仕事ではないようです(当然かな?)。

ワークシェアがもっと、柔軟にできるようになれば、いいのでしょうが、色々問題があるんでしょうね。

投稿: ゆいママ | 2007年10月15日 (月) 23時30分

周産期を専門とする医師が足りないのだからどうしようもないですね。

国も交代勤務(ワークシェアとはちょっと違いますが)に向けてやっとアクションを起こしましたけど、交代勤務できる病院に医師が集中しさらに地方医療が崩壊する危険が大でしょう。また、功罪両面あるとは思いますが、主治医制を捨てることになります。受け入れられるでしょうか?

投稿: 管理人 | 2007年10月17日 (水) 21時19分

先生のおっしゃることに、ぴんっとこないのですが、主治医制を捨てるというのは、どういうメリット(デメリット)があるんですか?それで、地方の医療の崩壊が防げる(or促進される)のですか?
すみません、教えてください。

投稿: ゆいママ | 2007年10月18日 (木) 15時14分

言葉が足りませんでしたね。

国は交代制勤務を導入する病院に補助金を出すことにしました。交代制勤務のためには当直するためだけに最低6人は必要です、小児救急と新生児両方をやるとなれば12人が必要。部長先生は高齢であることが多いのでもっと人数が必要です。夜の勤務を含めたワークシェアのためにはこれだけの人が必要です。これだけ集められる病院は大都市にしかないでしょう。地方で働くより交代制勤務の方が楽となればどこからどこに医師が流れるかは自明です。

交代制勤務の場合、当直明けは帰宅し、翌日は休日が基本となります。これは消防士の勤務に近いですね。そうすると入院時に診てくれた医師に毎日診てもらうのは不可能です。必然的に主治医制は取れなくなります。

主治医制のメリットは責任の所在がよりはっきりしていることなど、デメリットは何か間違いが起きている時に気付かれにくいことなどでしょうか。

わたしたちが望むワークシェアは、夜起こされないで朝まで寝られる日が欲しい、夜働いたら次の日は眠りたいといったものです。

投稿: 管理人 | 2007年10月18日 (木) 17時21分

なるほど。ワークシェアするには、働く人を増やさないと成り立たない構造があるんですね。それでは、さらに過疎化、過密化が進行するのも分かります。主治医制も患者からしてみたらいい制度ですが、医師の労働条件改正のためには、ネックになりそうです。
ありがとうございました。

投稿: ゆいママ | 2007年10月23日 (火) 12時58分

初めまして!息子が2年前に悪性リンパ種になり、その頃から拝見させていただいていました。現在も治療中で月になんどか大学病院にお世話になっております。入院していた頃、具合が悪くなった時は夜中でもすぐにとんで来てくださって、なのに朝の回診や採血には毎朝必ずいらして、先生いつ寝てるんだろう・・・顔色の悪い日も時々あったので、バレンタインデーにはチョコと一緒に栄養ドリンクを貰っていただいたくらいです。    何をどうしていいのかわかりません。毎日肩をもんであげたい気持ちです。又、来週治療で伺います。寝れるときは寝て、体休めてくださいね。

投稿: | 2009年8月23日 (日) 02時26分

>名無しさん
やさしい言葉をありがとうございます。
そういう気持ちをお持ちなのであれば、主治医にも必ず伝わっているはずです。わたしたちはそれ以上のことを患者さんから望んではいません。
医療者も患者も人間同士、ほんの少し相手を思いやる気持ちがあればいいんですよね。

投稿: 管理人 | 2009年9月 3日 (木) 21時48分

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