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2007年12月16日 (日)

研修医の頃

小児科病棟に毎日顔を出す日々が相変わらず続いています。

その小児科病棟の一室に古いカルテがたくさん保管されています。定められた保管期間が過ぎたかなり古いものなんですが、わたしが卒業したての研修医だった頃のカルテも含まれていました。名前を見ているとたくさんの思い出が蘇ります。

その中でも、とても思い出深い患者さんの名前を見つけました。この子のために新人Drながら泊まり込んで寝ずの番をしてたんです。何かあればすぐに上司に報告して指示を仰ぐ訳ですが、新人にあそこまでやらせるなんて今では考えられませんね。腫瘍の子でしたが移植に絡む副作用が重症でもうダメという所までいって、奇跡的な回復の末に退院できました。当時、他にもたくさんの重症の血液疾患の子が入院していて、わたしはもう死に物狂いで仕事していました。1ヵ月の間に体重が7kg落ちましたから。(部活を引退して国試勉強中に太ったんですけど・・・)疲れてぼろぼろになって缶コーヒーを開けた時、そう言えばこの24時間ではじめて口に入れるものと気づいて、何か食べなきゃと思いながら突っ伏して寝てしまう、そんな生活でした。その子が退院するのを見送った時のうれしさは今でも忘れられません。

ふと、あの子は今どうしているだろうと考えました。ドキドキしながら消息を確かめてみると、元気に成人して時々フォローに通ってきているそうです。よかった、ほんとに。

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コメント

担当のお子さんがその後も元気に過ごされていて良かったですね。
私も子供の頃とてもお世話になった医師の事を今でも良く憶えています。
20年以上経った今でもその先生の事は尊敬しとても感謝しています。
その後看護師となり、元気に過ごしていることを手紙で伝えたら、先生も私の事をとてもよく覚えていてくださっていてとても嬉しかった事を思い出しました。
先生が担当したそのお子さんにとっても、先生はとても記憶に残っている事と思います。
小児科医は子供の未来をつなぐとても大事な職業ですね。
これからもお体に気をつけてたくさんの子供たちのために頑張ってください。

投稿: 友坂美佐子 | 2007年12月17日 (月) 13時31分

>友坂美佐子さん

研修医時代のことですから、患者さん、家族には研修医Aとしての記憶しかないんじゃないでしょうか。

わたしも自分の主治医だった先生の事は忘れた事はありません。
遠い場所で開業されているので会う機会はないのですが、感謝しています。

投稿: 管理人 | 2007年12月18日 (火) 12時49分

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