2008年4月24日 (木)

当直

春から人が増えて5人となったうちのNICU。
人が変わる前後、居残り組はたくさん当直をしました。そのおかげでしばらく当直がありません。9日間です!
夏休みを除いて9日間も連続で家に帰れるのは子どもが生まれて初めてでしょう。子どもは何て言うんだろう。
当直表を眺めてちょっとうれしい気持ちでいる自分が情けない気が・・・
4月も5月も当直と出張で家に帰らないのは10日ずつ、3日に1回は泊まりですから何にも楽なことないからなあ。

道北の町の小児科が集約化して、そこの小児科のDrが休みをもらえるようになった!とインタビューに答えてるのを見て、妻は「レベル低っ!」と一言。そうですよね法律には1週間に1日は休まなければいけないと書いてあるし、そこの市立病院の医師以外の職員はすべて1週間に2日休みがあるはずです。

休日、近くの公園で子どもと遊んでいて考えました。こんな普通の幸せすら味わえないで働いている医師が、患者にやさしくする事なんてできるのかなあ。

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2008年4月13日 (日)

新年度

地方のNICUから大学にもどってきて1年が経ちました。

NICUのメンバーは一部が入れ替わり欠員だった席も半年ぶりに埋まって、いい新年度のスタートです。月8回の当直が6回くらいに減る予定・・・と書くと大したこと無さそうですが、1人増えるのは大きいですよ。

新年度と言う事で後輩、先輩、偉い人・・・自分を取り巻く人からあちこちでいろんな事を言われます。自分は基本的にマイペースですから、周囲の重圧に押し潰されてなんて事にはなりませんけど。中間管理職の悲哀なのか、上と下のズレをどう擦り合わせてうまくやっていけるか思案中です。

大学にも新入生がたくさん、朝、門のあたりは自転車で渋滞ができています。春が来たと実感する風景です。新入生はまだ時間どおりに通学してくるからなのかな、もうしばらくすると渋滞はなくなるかも。

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2008年3月30日 (日)

上質な音楽

昨日のお休みは家族が出かけていて家に一人でした。

どこに出かけるでもなくWOWOWで放送されていた『卒業のうた』という武部聡史プロデュースのライブを楽しみました。いつもはうるさいボンズのせいで音楽をゆっくり聞くことなどできません。久しぶりにゆっくり音楽を聞きましたね。

わたしはきれいな音、きれいな声が好きです。特にきれいな女性ヴォーカルが好き。今どきは携帯音楽プレーヤーでいつでもどこでも音楽を楽しむがスタンダードなんでしょうけど、わたしはきれいな音でないと音楽を楽しめません。圧縮されたMP3の音をイヤホンで聞くのはぜんぜん楽しくない。その点、WOWOWの放送は映像も音もよく申し分ありません。

ライブには武部聡史氏が関わるミュージシャンが出演していました。今井美樹、平原綾香なんかは好きでもともとよく聞いています。このライブでは川江美奈子もよかったなあ。ほんとに満足しました。

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2008年3月27日 (木)

レッドソックス ジョン・レスター投手

日本でMLB開幕戦 レッドソックス vs アスレチックスが開催されました。

第一戦は松坂大輔投手の凱旋登板で注目度抜群。試合内容は接戦で、北海道日本ハムファイターズでも活躍した岡島投手も登板し勝ち投手になるなど盛り上がりましたね。テレビ中継が途中で終わっちゃたのはがっかりでしたが。

わたしは注目度はかなり劣る第二戦にも注目していました。松坂投手に続くレッドソックスの先発投手がジョン・レスター。彼は2006年にメジャーデビュー、2ヵ月で7勝をあげる活躍をしながら同年8月に悪性リンパ腫と診断されました。まさにこれからと言う時に病気になりながら抗がん剤治療によって病気を克服し、早くも翌2007年途中から復帰、4勝をあげています。そして2008年、エースを欠いていたとはいえ松坂投手に続く第二戦の先発を任されました。恐ろしく屈強な男揃いのメジャーリーガーですから並はずれた肉体の持ち主ではあるのでしょうが、治療から1年足らずで復帰とはすごいの一言。当然まだ再発の危険があり、Drから完治とは言われていないでしょう。まあ、大人しく体を休めて療養するよりも、野球に打ち込む方が病気にもいいのかなと思いますけど・・・それにしてもすごい!

試合は残念な結果でしたが、ジョン・レスター投手の活躍に期待しましょう。

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2008年3月10日 (月)

時間外外来の自己負担

『噂の!東京マガジン』昨日放送分での森本毅郎氏の発言が多くのDrの怒りをかっているようですね。わたしは見ていませんでしたが、「病院がコンビニ化して何が悪い」と言うような発言があったとか・・・。

病院のコンビニ化、コンビニ外来or救急などの言葉が、医療崩壊の一因としてよく使われるようになりました。どんな意味かと言うと、365日、24時間、受診したいと思った時に気軽に受診する行動の事でしょうか。世の中にコンビニがなかった頃、夜中に開いているお店はありませんでした。夜になってアイスが食べたいと思っても我慢するしかなかったのが、今ではいつでも手に入るようになりました。それと同じ感覚で病院を利用するのが、病院のコンビニ化です。

利用する側の言い分としては、「素人には軽症かどうか判断がつかず翌日まで待つのは不安」「日中は仕事があり、病院にかかれるのは時間外だけ」などがあります。
Dr側の言い分としては、「日本のほとんどの病院で夜働いているDrは夜勤ではなく、宿直→公的病院の宿直手当はコンビニの時給より安いことがある上、翌日も夜まで連続32時間以上の勤務」「日中にくらべ専門外の患者を診る事が多く、訴訟が怖い」などなど。

森本毅郎氏は「社会の変化に対応できていない病院が悪い」とも発言したそうです。9時5時の日中は8時間、時間外は16時間にもなります。24時間病院を開けるにはどれだけの人手、コストがかかるでしょうか?多くの病院はコスト無視の状況で時間外外来を行っています。また、限られた医師数を考えればどんなにコストをかけたとしても、24時間病院をあけることは不可能です。

苦肉の策と思いますが、時間外外来の自己負担を増やすことで時間外受診を抑制しようとする動きが出てきているようです。埼玉医大が8400円の自己負担を選定療養(希望で個室に入りたければ自己負担で支払うように、夜受診したければ自己負担が発生する)として徴収することを決めました。それに続くように、焼津市立病院、埼玉県立小児医療センターでも自己負担を決定、検討している事が報道されています。

病院側が自己負担を検討するのはあくまでも軽症患者の受診抑制のためであり、これでコストが見合うものになるわけではありません。現状、病院のコンビニ化は絶対に無理!!なんです。医師数も病院で支払う値段も国が決めているんですから、「社会の変化に対応できていない病院が悪い」わけはない事は明らかですよね。

夜通しで軽症の時間外患者を診て、朝からはそのまま通常の外来に突入、診察室に入ってきた子は夜中に診たどの子よりも重症・・・(具合悪いのに我慢して朝受診・・・)なんて経験はたくさんあります。コンビニ感覚で病院を利用する不心得者が医療資源を食い尽し、本当に必要で病院にかかる患者の負担が増えていく。正直者が馬鹿を見る・・・やっぱりおかしいんじゃないでしょうか?

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2008年3月 6日 (木)

小児がんのドキュメンタリー

4日の夜、小児がんで亡くなった子のドキュメンタリーが放送されていました。普段、医療に関わる番組、特にドキュメンタリーを見る事はまったくないと言っていいわたしです。仕事中はオン、家に帰ればオフ、しっかりと切り替える事でストレスから身を守っているからと自分では思っています。

今回は出張中のホテルでたまたまテレビをつけるとこの番組が放送中で目に留まりました。自宅にいたら恐らく見ていなかったでしょう。

結局最後まで見ていたのですが、心が重く、苦しくなる場面の連続でしたね。小児がんの治療中は何人も仲間を失い、小児科医として何人も看取ってきたわたしにとっては、何度も身近で経験してきた事です。しかし、何度経験したとて慣れるものではありません。子を持つ親ならばなおさら涙なくして見る事は不可能な内容でした。

小児がんで検索すればすぐ出てくるこのブログや同名のHPのアクセスが番組終了直後から跳ね上がっていましたから、やはり視聴者へのインパクトはかなりのものがあったのでしょう。ただ、臨終の場面までずっとカメラを向けていたのは強烈でしたね。そこまで放送する必要があったのでしょうか。(このブログへの検索ワードを見てみると子どもの死体動画なんてのもあって不愉快極まりない!!)

一般の人にとって、命の大切さ、平凡な日常の幸福さを感じる機会は普段あまりない事なのかもしれません。いくつかブログを巡って一般の人の感想を見てみましたが、「リアリティーがあって・・・」(挙げ足を取るつもりではありませんが・・・)なんてのもありました。

支離滅裂な文章ですいません。いろいろと思う事がたくさんあるのですが、今日はまとまりません。

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2008年3月 2日 (日)

医師引上げ

春の異動時期を間近に控え、北海道、特に道東からの医師引上げのニュースが相次いでいます。ネット上ではもうかなり前から予想されていた事態ですが、現実は予想そのままに進んでいる印象です。残念なことですが、政府のほんの小手先の対策で改善に向かうことはあり得ないと思われます。

自分が所属する小児科では、地方で勤務するDrの不満はまもなく頂点に達しそうです。春の人事はほぼ乗り越えられたようですが、たくさんの火種を抱えた状態です。新たに地方に出ていこうと考える中堅Drは皆無で、地方にいる中堅はもう限界が近い。1年後を考えるのも恐ろしい状況です。かろうじて地方が維持されているのは、みなの責任感によるのかなと思います。

責任感でもっている気持ちが折れてしまうような事があれば、もうそこは終わり。壊れてしまいそうな地方の医療を、それを不満に思う住民が攻撃するような事がないように望みますが・・・。

医師がわりと多い札幌圏ですが、小児科勤務医の平均年齢は年々上昇しています。その分みんなの疲労は蓄積していて、道内では一極集中の札幌ですらどうなるかわかりません。少子化対策として?小児の医療費自己負担無料化が進められようとしていますが、小児科医が集まると自己負担増による(夜間の)受診抑制しかないと話題になります。それですら付け焼刃の対策にしかならないかもしれません。

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2008年2月24日 (日)

地吹雪

昨日からの風の影響はすごいですね。
朝、大学の門のあたりには受験生を待つ運動部の学生が集まっていました。下見の日だったようですが、明日の入試は順延なんですね。道外の受験生は明日までに飛行機の席を確保できるんでしょうか。航空会社は便宜をはかってくれるのかな。

昨日はお休みで家にいたのですが、雪かきしても風であっと言う間に吹きだまりができてしまう。家の近くで何台も車が立ち往生していました。北海道の平野部の特に風が強いところでは地吹雪は本当に恐ろしいです。視界がぜんぜんなくなってしまって、下手したら道路から外れてしいそう。止まったら後ろから追突されるかもしれないし、止まっていたら埋まって二度と動けなくなります。埋まってしまったらエンジンを切らないと一酸化炭素中毒になっちゃうし・・・。郊外の道路で地吹雪に巻き込まれたら命の危険を感じますね。昨日、札幌近郊の長沼町や千歳市の道路でたくさんの車が埋まってしまったようですが、死者がなくてよかったですね。凍傷になった人がいたようですけど。

今日は当直です。病棟は落ち着いていて昼間からテレビをみていました。高波の被害も出ているようですが、こちらも恐ろしいですね。

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2008年2月19日 (火)

身近な小児がん

小児がんはそれほど多い病気ではありませんが、身近にいるよと言う人も多いでしょう。わたしたち小児科医が地域の中核となるような規模の病院で仕事をしていると年に3~4人くらいの小児がん患者を見つけることになります。神経芽細胞腫のスクリーニングがなくなって、それより少し減ったかな?

小児がんの経験者として、また毎日たくさんの病気の子を見続けている小児科医として、我が子が健康であることをいつも願っています。病気や事故が自分の家族に降りかかるかもしれないとの心配は常にあります。子どもが小さい頃の事故の多くは防ぐことができますから、その頃は細かい事まで気をつけていました。(日本では子どもの死因第一位は不慮の事故です)ただ小学生になったのにさっぱり落ち着きのない息子を見ていると、やっぱり事故は心配です。

病気に関しては、予防接種で防げるような一部の病気以外は親が小児科医だからと言ってどうにもなりません。わたしは小児がん経験者で小児科医であるが故に、家族の病気に対する不安は人一倍大きいかもしれません。

最近、近しい友人の子どもが小児がんで入院しました。家族の辛さ、本人がこれから味わっていくだろう心身の苦痛を想像すると何ともやり切れない気持ちです。これまでホームページやブログを通じて、近しい人の子どもが小児がんになったけど何かできることは?というメールをもらった事が多々ありました。自分は何て答えてたのかなと思い出しています。できる事はぜんぜんないんですね。せいぜい心の中で応援するくらいしか・・・。

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2008年2月 8日 (金)

痴漢

今朝、通勤の地下鉄の中で女性の大きな声が・・・。
同じ車両でしたが、満員電車の中ですから声しか聞こえません。
男は否定していますが、女性は前にも触られたし間違いない!と叫んでいました。

その後どうなったのかは知りません。
女性の方は犯人と確信があっての行動のようですから、間違いないのでしょうか。
誰かしっかり証人になれるような目撃者がいるといいな、と考えてました。

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2008年1月28日 (月)

大野病院事件第12回公判:遺族の意見陳述

福島県立大野病院の産科で、帝王切開中に癒着胎盤の母体が死亡した事件の裁判が終わりに近づいています。医師が医療事故に絡み書類送検との報道はしばしばされていましたが、逃げも隠れもせず診療を続け、すでにカルテなどの証拠保全も終了し証拠隠滅も誰かとの口裏合わせの可能性もなかった医師が逮捕されたこの事件はわたしたち医師に大きな衝撃を与えました。

当初、事件の詳細はわかりませんでしたが、裁判の経過の中でわたしたちにも詳細が明らかになりました。その中でわたしたち多くの医師は被告の加藤医師には刑事責任はないと認識し、また自分がいつでも加藤医師と同じ立場になりうることを自覚しました。様々な要因で危機的状況に向かっていた医療の崩壊を加速させた事件である事はわたしたちにとって疑いありません。

近年、医療事故に絡む民事裁判が増加し、かつてはほとんどなかった刑事裁判すら医療の中に入ってきました。裁判の報道がなされる時、遺族の発言にはいつも「真実を知りたい」と言うコメントがあります。殺人事件であれば必ずどこかに“犯人”が存在し、また真実も一つ存在するでしょう。しかし、医療ではどうなんでしょうか。患者さんが亡くなった時、わたしたち医師は経過を振り返って検証し多くの議論をし今後につなげる努力をします。仮に病理解剖が行われていたとしても真実が見つからない事は多いものです。その中でわれわれは最善と考えられる道を探っていくしかありません。今回の裁判の中でも専門家による多くの医学的議論がありました。結果として多くの医師は被告の加藤医師には責任がないと認識するに到っています。

ロハスメディカルブログ『福島県立大野病院事件第12回公判(速報)』に先週行われた遺族の意見陳述が掲載されています。

これを読んでいて何とも言えない暗澹たる気持ちになってしまいました。医学的には十分な議論がされた今回の公判の中で、遺族にはどんな真実が見えたのでしょうか?夫の発言に「何も問題がなければ、なぜ、妻は死んでしまったのか、とても疑問です。」との言葉がありました。これと似た言葉は他の医療裁判の記事でも見たことがありますね。医療とはまったく関係ありませんが、少し前に報道されていたクジラ救出作業中の死亡事故でも人が亡くなったのだから誰かに過失があったはずとのコメントがあったように思います。この時は善意で行ったクジラ救出の中での事故で過失を問う必要があるのかとの報道がなされていました。では、医療における犯人捜しには今後につながる何かがあるんでしょうか?

医療においては些細なミスや判断の遅れ、時には明白な原因がなくとも、その結果が重大であることは多いものです。結果が重大なら責任も重大!それは正しい?

甲子園で内野手がわずかなファンブル・・・それがサヨナラ負けの原因、という時にその選手を野球界から追放すればエラーはなくなりますか?気持ちが収まらないから追放でいいじゃないかと思えますか?

人の命とスポーツでは比較にならないと言われるかもしれませんが、結果が重大であることはそれが医療の本質である以上仕方がありません。他人の命を自分の掌にのせて仕事をしているのが医師にとっての日常なのです。命と向き合う現場から多くの医師が去っていく現状をだれに非難できるんでしょうか?

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2008年1月10日 (木)

年賀状

NICUには毎年、卒業生から年賀状が届きます。
でも、なぜか今の職場にはあまり届きませんでした。去年、赴任してからの子は2通だけ・・・。う~ん、どうしてでしょうね。業者からの年賀状ばかり・・・。

去年までの職場にはもうちょっと届いてたのになあ。NICUに送られてくる年賀状はたいてい写真付きなので、スタッフはみな楽しみにしてるんですけどね。前の前の職場ではNICUに入ってすぐあたりに届いた年賀状を貼ってました。面会に来たお母さんたちの目に入るところです。入院してる子のお母さんたちの励みになるかなと言う気持ちと、退院したら年賀状送ってね~というスタッフのメッセージでもありました。でも、今は個人情報保護の時代、そんな事はできなくなりましたが。

去年までいたNICUの卒業生から今の職場に1通だけ年賀状が届きました。どうやら元気に成長しているようです。24週で生まれて、しかも先天性の真菌感染症、それはそれは大変な経過だった子です。NICUで働くものにとっては本当に励みになりすね、これでしばらくがんばれるわ!

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2008年1月 7日 (月)

明けましておめでとうございます

遅くなりましたが、皆様、明けましておめでとうございます。
2008年が皆にとってよい歳になるといいですね。

わたしは年末に体調を崩してしまい、辛いはじまりとなってしまいました。すでにすっかり回復していますけど。

年末から忙しくなっていた病棟は、年が明けてさらに忙しくなっています。NICUも忙しいのですが、なぜか小児科病棟にも一大勢力を築きつつあります。以前の大学病院はベッド管理に柔軟さがなく、NICU退院児の面倒を見ることは不可能でしたが、大学病院もずいぶん変わりました。これまでは他院に紹介しなくてはいけなかった子たちを自前で見ることができるのはよいのですが、フロアの違う二つの病棟に重症患者を抱えるのはやはり大変です。みんな早く元気になってくれるといいんですけどね。

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2007年12月31日 (月)

皆様よいお年を

2007年もまもなく終わりですね。
わたしは体調が今一つな中で今年最後の当直です。

今年は小児科医が集まれば必ずと言ってよいほど愚痴が始まりました。来年もよい見通しはなさそうですが、よくなる兆しだけでも見えてくればなあと思っています。

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2007年12月24日 (月)

メリークリスマス

クリスマス・イブの今日は当直です。ちなみに大晦日は今月9回目、今年最後の当直の予定です。
春までは当直表を作る係りだったので、自らの権限でクリスマスは当直外してたんですけど。仕方ないですね。

そろそろ1年を振り返る時期になりましたが、今年はどうだったかな・・・。
当直の回数はめちゃめちゃ多いものの、体は楽でした。来春まではNICUの人員に欠員がありますが、春までがんばれば欠員が埋まる予定です。当直回数はいくらか減る事になるので、しばらくの辛抱です。

しかしながら、北海道全体を考えると小児科の状況はかなりひどいものです。大学の欠員が埋まれば地方のどこかに欠員ができるのは確実。月に9回当直して3~4日出張なんて生活を長く続ける気持はないのですが、春まで地方にいてひどい状況を理解している身としてはやはり複雑です。

小児がんに関わる患者、家族との交流を目指して始めたHP、ブログなのに、医療崩壊に関わるエントリーをけっこう書いていますね。医療崩壊の現実を患者さん側にも少しでも知ってもらいたいという意図があってのことでしたが、どうだったでしょう。理解してもらうのは本当に難しいです。医療が崩壊しないように努力する責任を負っているのは医療者との誤った認識を変えるのは大変なことです。

今年の後半はマスコミも医療崩壊を積極的に取り上げるようになってきたり、一部に変化は起き始めています。医師の当直が労働基準法違反とはっきり記事にした読売新聞には敬意を表しましょう。でも、残念ながら医療崩壊は来春に向けて加速するでしょう。それでも多くの人は医療崩壊が自分に関わることと認識していないようですし、地方の小児救急の現場を取材した新聞記事には「共働きなので夜の小児救急を充実させて欲しい」なんて意見が載っていたりします。自分が住んでいる地域の医療を崩壊させるのに一役買っている事にまったく気付かない、そんな人たちの手や政府(政府を動かす財界)の手によって医療は壊れつつあります。自分も含めて周囲の小児科医の夜間、休日外来へのモチベーションの低下はもう隠しようがありません。

来年はよい事があるといいなと願う年の瀬です。

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2007年12月16日 (日)

研修医の頃

小児科病棟に毎日顔を出す日々が相変わらず続いています。

その小児科病棟の一室に古いカルテがたくさん保管されています。定められた保管期間が過ぎたかなり古いものなんですが、わたしが卒業したての研修医だった頃のカルテも含まれていました。名前を見ているとたくさんの思い出が蘇ります。

その中でも、とても思い出深い患者さんの名前を見つけました。この子のために新人Drながら泊まり込んで寝ずの番をしてたんです。何かあればすぐに上司に報告して指示を仰ぐ訳ですが、新人にあそこまでやらせるなんて今では考えられませんね。腫瘍の子でしたが移植に絡む副作用が重症でもうダメという所までいって、奇跡的な回復の末に退院できました。当時、他にもたくさんの重症の血液疾患の子が入院していて、わたしはもう死に物狂いで仕事していました。1ヵ月の間に体重が7kg落ちましたから。(部活を引退して国試勉強中に太ったんですけど・・・)疲れてぼろぼろになって缶コーヒーを開けた時、そう言えばこの24時間ではじめて口に入れるものと気づいて、何か食べなきゃと思いながら突っ伏して寝てしまう、そんな生活でした。その子が退院するのを見送った時のうれしさは今でも忘れられません。

ふと、あの子は今どうしているだろうと考えました。ドキドキしながら消息を確かめてみると、元気に成人して時々フォローに通ってきているそうです。よかった、ほんとに。

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2007年12月13日 (木)

大雪

今年は雪の少ない12月でしたが、今夜からは本格的な雪のようです。外は深々と降るという表現がぴったりの景色。個人的には雪が少なくてうれしかったんですが、どうやらこれで根雪になりそうです。

今月に入ってしばらくぶりに忙しくなっています。
NICUを卒業した子が相次いで小児科病棟に入院して呼吸管理となり、一時、仕事のウエートは小児科病棟に移っていましたが、そうこうしている内にNICUにも重症患者が入院して忙しくなりました。
しばらく暇だったのでやや慣れない感じもありましたが、仕事は充実している方がよいなと感じる次第です。

普段患者がいないので出席していない小児科病棟の新患紹介(教授回診の前にやるやつです)にも行ってきました。一週間の間に入院した新患のプレゼンをする場なんですが、大学病院はやはり血液疾患の子が多いです。中には自分と同じのどの悪性リンパ腫の子もいました。治るといいなあと思いながら聞いていました。他にも小児がん初発の子、再発の子がいて、聞いていて切ない気持ちになりました。

新人の時にこの病棟でたくさんの小児がんの子と接して、その結果、小児がんの子の診療から距離を置くことを選択したんですが、今でも気持ちは変わりません。プレゼンを聞いているだけで胸が締め付けられて苦しくなります。わたしにできるのは、みんなが元気になれるよう祈ることだけしかありません。

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2007年12月 3日 (月)

スポーツ観戦

北海道でも生で見るスポーツ観戦が根付いてきましたね。
自分も今年は少ない回数ではありますが、スタジアムに足を運ぶことができました。

北海道ではじめてのプロスポーツチームであるコンサドーレ札幌、やりましたね!
昇格、J2優勝が決定した最終戦は仕事で行けませんでしたが、前節の京都戦は家族で応援に行きました。札幌ドームに3万人以上入ったらやっぱり盛り上がりますね~。
来年のJ1での戦いは楽しみ、でも不安も大きいですが・・・。補強するお金あるのかが、心配です。札幌ビール飲んで、白い恋人も食べなくちゃいけませんね。あと、来年はニトリもスポンサーに入るんでしたっけ。

駒大苫小牧が甲子園ではじめて優勝した時は本当にこんな事があるのか?と半信半疑でした。去年、ファイターズが優勝した時も、まさに「シンジラレナーイ」でしたし。
コンサドーレには伸び盛りの若者がたくさんいますから、J1で奇跡を起こしてくれないかな~。

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2007年11月28日 (水)

高松行ってきました

週末は学会で高松に行ってきました。はじめての四国なので楽しみにしてました。

讃岐と言えば讃岐うどんくらいの知識しかなく、マップルガイド四国を買っても香川県の事はあんまり載っていない・・・。うどん屋さんは出てるけど。
あっ、そうそう、香川県は北海道の足寄町よりも小さいミニ県なんですよね。

あまり予備知識なく行ってきました。

空港からバスで市内へ、ホテルを探してアーケード街をぶらぶら歩いてみると、やっぱりうどん屋さんが目につきます。でも、まだそんなに遅い時間じゃないのに閉まっている店もちらほら・・・。

翌日は学会の合間??に、丸亀まで足を伸ばしました。駅を出てみると、ここもアーケード街です。でも、シャッターが降りている店が大半・・・。土曜日なのに歩いているのはお年寄りばかり、少し高校生が混じっているくらいです。ほとんど廃墟になりかけている駅前商店街ですね。どこか郊外に大きなお店があるのかな?
お城巡りが好きな自分の目的は丸亀城です。運動不足にはしんどい丘の上に城がありました。なぜかお城には子どもが多かったけど、どうしてだろう?

高松では琴電に乗って栗林公園まで見物に出かけました。とっても古い電車でレトロなのが人気のようです。で、驚いたのは、琴電には降りる人が先というルールがない!降りる人とすれ違ってどんどん乗り込んでくる人が・・・、みんな慣れたものでそれなりにスムーズです。
栗林公園で自分が降りる時も、だれも降りるのを待ってくれたりはしません。都会のようなラッシュがないからこんな非合理的なルールが成り立っているんでしょうか?空いている時間帯にしか乗らなかったのでよくわかりませんでした。高松松平家のお屋敷があった栗林公園はすばらしかったです。

まったく四国を知らなかった人間の印象ですが、近いけど関西とはぜんぜん違うんですね。(四国の人に怒られそう)

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2007年11月13日 (火)

医療費が国を滅ぼす?

昨今の財務省、厚労省の発表、それを伝える新聞記事を読んでいると、これから益々進んでいく高齢化のために医療費が増大し、国の財政に悪影響を与えると言う事を信じ込んでしまうのは無理もありません。

官僚や経済界は、実のところそう言う意図でマスコミを使っているんでしょう。

日本の2006年度の医療費は33兆円、うち公的な支出は11.2兆円と発表されています。これを高いと見るのかどうか?国やマスコミは高いと言っていますが、本当にそうなんでしょうか?

医療関係者の中ではよく比較に出されるのですが、一般の人にもわかりやすいと思うので紹介しておきます。

パチンコ産業の売上額は27.5兆円です。

国民にとって削らなければいけないのは、やはり医療費なんでしょうか?医療の業界もある意味ビジネスですから、医療費が増えればそれだけ雇用が創出されるのは間違いありません。医療にお金を使うのは経済にとって悪影響!だから減らさなければいけない・・・でいいんですか?

経済についての本を読んでみると、経済の専門家の見方は以下のようなものと思います。

医療も経済と切り離して考えることは許されない。日本の経済が成長する以上に医療費が増えるのは許されない。医療費増額を主張する反対勢力(日本医師会など)は財源についても示すべきだ。

これから20~30年程の間に団塊の世代の多くは病気になり死んでいくことになります。現在の医療を維持したままなら医療費が増えていくのは自明です。一般の人も経済専門家も医療の中の無駄を省けば・・・と言いますが、それだけで何とかなるのでしょうか?

医療費が減る事になれば、病院への支払いは減るし、医者の給料は下がるしいい事だと一般の人の多くが思っているかと考えるとやり切れませんね。病院も採算をとらなければなりません。採算のとれないへき地医療、採算のとれない診療科、採算のとれない救急医療など、縮小して困るのは医者ですか?この事が理解してもらえないのは、本当にやり切れなくなります。医療費削減に賛成する人たちは、わたしたちにボランティアで救急をやれなんて言いませんよね?今の医療費では夜間や休日に人を配置してお金を払うことは不可能なんですから。

経済の成長に見合った身の丈に合う医療でがまんしなければならないのは国民です。かつてWHOが世界一と認定した日本の医療がボロボロになるのは目前かもしれません。将来、病院のなくなったへき地に高速道路が出来上がり、それで住民は幸せになれるんですか?

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2007年11月 9日 (金)

混合診療の是非

11月6日、東京地方裁判所で「混合診療を認めないのは違法」という判決が出されました。いろいろな報道がされています。

混合診療について少し説明しておきます。病院に行って保険証を出して受ける保険診療の範囲はきっちり決められています。この薬を処方するのはこの病気の時だとか、この検査は月に何回までできるとか、細かな決まりが存在します。新薬が発売された時に、効果があるとわかっていても○○病に対する保険適応がなければ保険診療では使用することができません。もし保険適応のない薬を使いたければ、この薬以外の検査やら再診料やらすべての医療費を含めて自由診療(10割負担)としなければいけないのです。新しい治療法が開発されても多くの場合、すぐには保険が適用されません。混合診療を認めた場合、保険適応のないこの薬代だけ自費で支払えば、他の医療費は3割負担で済むことになります。いい事ばかりのように思えるかもしれませんが、そう単純ではありません。

原告のがん患者さんの主張は尤もと思います。しかしながら、この判決を悪用しようとしている悪い心を持った人たちがたくさんいるかもしれないことに原告の患者さんは気づいているのでしょうか?

地元北海道新聞は、弁護士なしで裁判を闘った原告のコメントが載っているだけで混合診療の是非についての識者の意見はありませんでした。混合診療について考えたこともない多くの読者は「美談」と単純に受け取ったかもしれません。

読売新聞には混合診療が解禁された場合の問題点を指摘するコメントが掲載され、混合診療には反対なのかな?と思わせるような内容でした。

逆に、日本経済新聞では11月9日の社説「混合診療で患者の選択広げよ」と諸手を挙げて混合診療賛成を主張しています。その中で「混合診療には公的医療費の膨張を抑える効果も期待できる。」と本音もしっかり書いてしまっています。政府や経済界の本音はこうなんだろうと多くの医師は疑っているわけですが・・・、こんなにはっきり言っちゃっていいのかと思うほどです。さらに11月8日には八代尚宏ICU教授、前にも書いたことがありますが政府の経済財政諮問会議のメンバー、の「公的な保険診療は財政的制約もあって急拡大できないが、個人負担で受ける自由診療が増えれば技術の進歩につながる」とのコメントを掲載しています。以前から公的医療費削減を目的に混合診療解禁を目指している人物です。

わたしたち混合診療に反対するものが恐れているのは、日本経済新聞や八代尚宏氏の主張通りになった場合にどうなってしまうかです。例えば生体肝移植のような多額の医療費がかかる先進的な治療法が開発された場合、今の制度であれば時間はかかっても保険が適用されます。しかし、混合診療が解禁された場合、いつまで経っても保険は適用されない可能性が高いと思われます。そうなると金持ちだけがよい治療を受けられると言う事です。

医療費を増やしてはいけないとの前提で混合診療を認めることは間違っていると思いませんか?当然、裁判を起こしたがん患者さんもそんな事は望んでいないはずです。

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2007年11月 6日 (火)

来年の診療報酬改定

財務省が来年度の診療報酬引き下げの方針を発表しました。社会保障費削減のために「高給である医師給与」を引き下げる必要があると説明しています。

医療の値段はすべて国が決めています。例えば急性虫垂炎の手術の値段は日本全国一律料金です。病院は診療の対価として患者から3割をもらい、残り7割を医療保険組合から受け取ることになります。(高度な医療を提供している病院では入院基本料などが高くなっていますから、入院費で言うとどこも一緒ではありません)診療報酬は医師の人件費だけではなく、材料費や看護師、事務員の人件費などすべてを含んでいるわけです。

医師給与が高給であるのかどうかは様々な意見がありそうです。サラリーマン全体の平均と比較すれば間違いなく高いですね。でもその比較はどうでしょうか。同じように取得がある程度難しい資格を持っている職業と比較しなければいけません。弁護士と比較するとどうでしょう?公認会計士は?飛行機のパイロットは?

勤務時間が厳重に管理されているパイロットと時給を比較すれば恐らく大差がつきそうです。人の命を扱う医師の給与がサラリーマン一般より高いことはおかしい事でしょうか。高度成長期の開業医が儲け過ぎていたのは間違いありませんが、すでに過去のことなのを理解している人は少ないようです。開業医と勤務医の収入を比較して開業医が高いのも当たり前です。どんな業種であってもリスクを背負って独立開業した場合、成功すれば社長としてより高い収入を得ることになるはずです。多くの開業医は個人事業主です、病気になれば即路頭に迷うしかありません。

医者は儲け過ぎているというイメージを悪用して財務省は医療費引き下げを国民に納得させようとしていますが、医療費引き下げで本当に困るのは誰なんでしょう?

現在、多くの病院が経営難に喘いでいます。今回の診療報酬引き下げは大きな打撃になることは必至でしょう。特に北海道の地方医療はどんな事になるのか心配です。合理化の余地があると財務省は説明していますが、真先に合理化されるのは採算の合わない地方の医療となってしまいます。医師の高すぎる給与是正のために診療報酬引き下げとの記事を見る一般の人がどう思っているか考えると、何ともやるせない気持ちになってしまいます。

また、開業医の再診料を引き下げて、代わりに午後6~8時に診察した場合の診療報酬を加算する方針も発表されました。日中しか働かない開業医は減収、その分、午後8時まで診療時間を延長して働けば割増してあげると言う事です。この処置の理由を厚労省は勤務医の負担を軽減するためと説明しています。でも、その真意はどうでしょうか?

すでに過去、小児科では時間外外来の加算がありましたが、それによって開業医がどんどん時間外救急をやって勤務小児科医が楽になったと言う話を聞いた事はありません。今回の改定でも勤務医の負担軽減につながると思っている医師はいないでしょう。この処置は開業医締め付け以外の何物でもありません。昨今、勤務医が激務から逃げ出すためにどんどん開業している状況に歯止めをかける意図もあるのかもしれません。

財務省も厚労省も、よくもまあ思ってもいないことを発表することができるものですね。それをそのまま無批判に記事にする新聞記者にも呆れます。

読売新聞のコラムでなぜか紹介されていましたが、『週刊東洋経済』2007年11月3日特大号「ニッポンの医者・病院・診療所」は必見です。この雑誌、ビジネスマンはけっこう読んでいるんでしょうか?よくわかりませんが、医療の現状を理解する人が少しでも増えてくれることを期待します。

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2007年11月 3日 (土)

イチョウ並木

病院の前のイチョウ並木が素晴らしく色づいています。

道の両側に植えられている大きなイチョウは、ほとんど空を覆ってトンネルのよう。夏の緑が濃い季節も本当にきれいですが、この時期がやはり最高です。寂しい冬が来る前のほんのひと時しか見られません。

ポプラ並木は数年前の台風で見る影もない状態になってしまいましたが、イチョウ並木もすっかり有名になりましたね。

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2007年10月28日 (日)

札幌での「そらぷち」関連イベント

札幌でのイベント告知です。

そらぷちキッズキャンプを創る会が主催、がんの子どもを守る会北海道支部の共催で行われます。参加の方は事前申し込みが必要との事ですのでご注意ください。

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「北の大地で、難病の子どもたちの『夢』について考える」つどい

■趣旨

日本では約20万人の子どもたちが難病とたたかっています。このチャリティイベントでは、難病の子どもたちやその家族の現状を、できる限り多くの人に伝えたいと考えています。また、北海道内の難病児支援団体の活動紹介を行い、QOL(生活の質)の向上や夢をかなえるために何ができるかを考えるきっかけづくりの場にしたいと考えます。

■日時: 20071121(水)18:0020:30 (開場17:30

■場所・会場: 北海道立道民活動センター(かでる2・7)1Fかでるホール(定員500名)     住所:札幌市中央区北2条西7丁目 TEL:011-204-5100

■実施体制

主催:そらぷちキッズキャンプを創る会

共催:メイク・ア・ウィッシュ オブ ジャパン 札幌支部、()がんの子供を守る会北海道支部

協力(予定):北海道テレビ放送(HTB)他

後援(予定):北海道、北海道難病連、滝川市、滝川市医師会

■入場料

無料(会場にチャリティ募金箱を設置し、募金の呼びかけを行う予定)

※事前の申し込みが必要。sasaki@solar-petite.jpへメールで申し込んでください。(氏名・人数)

■内容(予定)

18:00 開会・趣旨説明

18:05 講演(活動紹介)「難病の子どもの現状とQOL」 (北海道難病連 小田専務理事)

「難病の子どもの夢をかなえる」 (メイクアウィッシュオブジャパン大野事務局長)

「難病の子どもに夢のキャンプを!」 (そらぷちキッズキャンプをつくる会松本事務局長)

19:45 HTBドラマ「そらぷち」上映  ※HTB数浜プロデューサーあいさつ20:30 閉会

※ホール内「ホアイエ」で北海道内難病児支援団体の活動紹介展示PRブースを設置予定。

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2007年10月17日 (水)

20日は交流会です

今週の土曜日(20日)は旭川の上川教育研修センターでがんの子どもを守る会北海道支部の交流会があります。会の行事にはもうずっと参加できていなかったので楽しみです。

もうすぐですが、もし小児がん経験者の話を聞きたいと思う方がいましたら参加してみたらどうですか?
お待ちしています。

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2007年10月12日 (金)

不惑

四十になっても惑いがさっぱりなくならない毎日です。昨年の今頃は地方で身の振り方についていろいろ悩んでいましたが、今年も何も変わりません。自分の身の処し方も考えなければいけないし、柄にもなく北海道の新生児医療の将来を悩んでみたり・・・。

人手不足の小児科にあって、さらに少ない人数しかいない新生児専門医・・・。妊婦の受け入れ拒否の問題もあって周産母子センターの充実が叫ばれていますが、予算はついても人はいない。かつて大学病院は週に5日しか雇ってもらえない(←週休二日とは違います、休みなんてほとんどなし)日々雇いの職員ばかりでしたが、周産期分野の人を雇うように予算がつくようになりました。でも、雇う人なんてどこにいるのやら・・・。

あまり愚痴を書いて、小児科や新生児専門医を志す若者が減ってしまうといけないなあと思いながら、つい愚痴ってしまいます。ひたすら目の前の赤ちゃんと向き合っていた頃が懐かしいなあ。でも、四十にもなればそんな立場ではいられないのは当然でしょうね。

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2007年10月 6日 (土)

ドラマ「そらぷち」感想

テレビ朝日系列で順次放送されているドラマ「そらぷち」、北海道はじめ多くの地域では放送が終わりましたね。ネットで検索してみると感想を載せているブログもちらほら・・・。気がついたのはオフィスCUEファンの情報が結構多いことです。大泉洋が出てるのでもないのに、恐るべし・・・。

ドラマは1時間の枠で本編はかなり短い時間ですから、ぎゅっと詰め込んで大変そうでしたね。患者や家族がキャンプに参加する意義を実感できる内容になっていたでしょうか?

主人公の少年は医学部を目指す小児がんの高校生・・・「ノブ」(キャンプではそらぷちネームで呼び合います)の設定上の苗字はわたしと一緒!

主人公と絡む同い年の少年を演じているのは、現役の医学部学生でうちの大学の後輩です。しかも小児科医を目指しているとか。そのうちわたしのところにも実習に来るのかな。地元のドラマではありますが、何かずいぶん因縁深い感じです。

みなさんの感想はどうだったでしょうか?

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2007年9月26日 (水)

ドラマ「そらぷち」

地元北海道テレビ制作のドラマ「そらぷち」がまもなく放送されます。北海道では9月29日の放送で、テレビ朝日系列のいくつかの放送局でも放送されるようです。日時は地方によって違うようなので、興味のある方はリンクしたHPで確認してください。残念なことに、首都圏での放送予定はないようですね。(追記 HPが更新されてテレビ朝日での放送予定が追加されています。10月5日金曜深夜3:50~)

そらぷちキッズキャンプについては以前も書いたことがあります。難病で闘病中の子や後遺症のために普段なかなか自然と触れる機会のない子供たちのために、医療スタッフが常駐する常設のキャンプ場です。北海道滝川市の丸加高原に建設が予定されています。

準備のためのプレキャンプが何度か行われていますが、わたし自身参加の経験はありません。今年はボランティア説明会には参加しましたが、キャンプに参加はできませんでした。

小児がんの経験者として、小児科医として、このキャンプの意義はよく理解できます。家に閉じこもりがちな病気の子供たちにとってどんなに楽しいものでしょうか。また、同じように病気と闘っている仲間たちとの交流はどんなに有意義なことでしょう。何としても成功してほしい試みと思っています。

本家アメリカでは俳優のポール・ニューマンの資金によって運営されているそうです。日本ではユニチャームの会長が多額の資金を提供してくれたそうですが、維持費を含めてまだ資金は足りていないようですね。このドラマがきっかけで少しでも善意が集まるとよいのですが・・・。

わたしは普段主人公が病気というドラマは見ません。なんだか嫌なんですよね。複雑な思いがあるので説明はしにくいですけど。でも、もちろん「そらぷち」は見ますよ。よいドラマに仕上がっているといいなあ。特に病気の子供たちやその家族が見て、そらぷちキッズキャンプに参加する意義を理解してもらえるような内容であることを願っています。

わたしは丸加高原に行ってきましたが、本当によいところですよ。

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2007年9月20日 (木)

道東の景色

かぜは幸いながらすぐに治りました。でも、前回のエントリーのあと1泊の出張に行って、帰ってきて当直して・・・。また週末は2泊で出張です。なんだかハードなスケジュール。

ここのところ毎月1回道東へ出張するのが定番になっています。行先はいろいろですけど、利用するのはいつも中標津空港。何かと話題の多い(?)ボンバルディアの飛行機なのが難点ですが、空の旅は大好きです。特に天気のよい日の中標津空港は最高ですね。オンネトーの神秘の輝き、雌阿寒岳の火口、阿寒湖、パンケトー、ペンケトー、屈斜路湖、摩周湖・・・とラッキーな日はすべてきれいに見渡すことができます。仕事に向かう途中ですが、最高の気分で窓にしがみついています。

道東の景色は本当にすばらしい。長く道東に住んでいて霧の街はいま一つ好きになれませんでしたが、道東の景色は懐かしく思います。

道央と、もうちょっと近かったらよかったのに・・・。

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